今年も6/16(土)三篠公民館において、大塚製薬㈱の中津様から「熱中症を防ぐために」という内容でお話しをして頂きました。今回は初めて団員も参加し、子どもたちにもわかりやすく説明だったと思います。
団員の皆さん、自分のからだのケアをしてベストな体調を維持し、これからの暑い夏に向かって頑張りましょう!
1.朝ごはんの効用 ★朝ごはんはちゃんと食べましょう!
①体温を上げて体を温める
②血液を通じて体と脳にエネルギーをあたえる
③体調を整える
2.体と水分の関係
①子どものからだの70%(大人は60%)は水分でできている
②寝ている間も汗として、からだから水分が出ているので、朝起きたら1杯の水を飲もう!
★特にお父さんに!
ビールはアルコールのなかでは利尿作用が一番高いため、ビールを飲んだあとは、飲んだ量以上の尿が出るので水分補給をしっかりしましょう。
3.熱中症とは
水分と塩分のバランスが崩れて体温調節ができなくなること
<対処法>
①体温を下げる(脇、首などを冷やす)
霧吹きで全身に水を浴びせて、気化熱によって冷やす。うちわであおぐ
涼しい場所で休ませる。木陰やクーラーの効いたところで衣服を緩めるのが良い
②水分と塩分を補給をする(吸収の早いスポーツ飲料が適している)
・汗にはミネラルが含まれていて、特にナトリウム(塩分)の割合が高い
・スポーツ飲料はこれら汗と同じ成分でできているので水分補給に適している
・スポーツ飲料の選択目安は0.1~0.2%の塩分(=ナトリウム40~80mg/100ml)と4~8%の糖分を含んでいること
・粉末のスポーツ飲料を溶かす場合、甘いからと言って、水を多くしないこと
③救急車を呼ぶ目安としては、自分の力で水分が飲めるかどうか
判断できない時は速やかに病院などに連れて行く、又は躊躇せずに救急車を呼ぶ
<予防策>
①睡眠を十分にとる
②急に暑くなった日は要注意(梅雨明け等夏の初め、合宿1日目など)
③薄着や保温力の低い衣服でからだの熱放散を促進し、白い衣服で輻射熱の侵入を防ぐ
④体調が悪い時は体温調整能力が低下してるので無理せず練習を休む
⑤十分に休憩を取りながら練習する(休憩により体温を十分に下げる)
⑥食塩と糖分を含んだ水分補給が効果的
・水温は5~15度が望ましい
・運動を始める前から飲む
・こまめな水分補給(150~200ml/30分程度)
⑦練習中に気分が悪くなったら、無理せず休憩して水分補給や体温を下げる
■参考
1.スポーツドリンク
運動による発汗等によって体から失われてしまった水分やミネラル分を効率良く補給することを目的とした機能性飲料である。
体液にほぼ等しい浸透圧を持つため、近年ではアイソトニック飲料、スポーツ飲料と呼ばれることがある。
これらの飲料は、効率良く水分を補給させ、なおかつ体に負担を掛けないように考慮されているほか、スポーツの際に失われがちなカリウムイオンやナトリウムイオンといった電解質やマグネシウム・カルシウムといったミネラル分を含んでいる。
糖度が高いスポーツドリンクは多いが、その中でもペットボトル入りスポーツドリンクの場合、炭酸飲料よりも糖分が多量に含まれている商品もある。
これらを家庭内など運動していない状態で、水の代わりに飲むことは勧められない
一部の親は子供に炭酸飲料を与えすぎるのは健康に悪いとは知っているものの、同様の理由でスポーツドリンクを与え過ぎてもいけないことを知らない場合がある。
日本では、マスメディア等で熱中症対策としてスポーツドリンク等の飲用が挙げられているが、日常生活においてこれらの飲料を飲料水代わりに多量に摂取した場合は、俗に「ペットボトル症候群」と呼ばれる、急性の糖尿病に陥る危険性が高い。
2.代表的なスポーツドリンク
①大塚製薬「ポカリスエット」(スポーツドリンク)
栄養成分(100mlあたり) エネルギー:27kcal,炭水化物:6.7g,ナトリウム:49mg,カリウム:20mg,カルシウム:2mg,マグネシウム:0.6mg
②コカ・コーラ「アクエリアス」(スポーツ飲料)
栄養成分(100mlあたり) エネルギー:19kcal,炭水化物:4.7g,ナトリウム:34mg,カリウム:8mg,カルシウム:0.8mg,マグネシウム:1.2mg
お久しぶりです。
そうですね、こういう勉強会も、必要だとおもいます。
講習会を野球だけではなく、いろんなことを子供達に親たちに野球を通じ知ってもらいたいです!